2022年5月3日 15:00
若月佑美、女優として感じた“壁”「私は直感派ではない」「ギャップに悩んでいます」
○■3年で得た“積極性”「作品にも私にも誰のためにもならない遠慮」
――なるほど。女優として活動を開始してから約3年が経って、ご自身の中で成長を感じた部分はありますか?
わからないところや疑問に思うことを聞きに行くことができるようになりました。今までは、考えられてできた台本に自分が納得することで終わっていたんです。でも、自分で消化していないセリフをそのままなぞるのはよくないし、自分が役として作りたい像があったら、そこに合わないセリフや「ここは役だったらこう言うかもなぁ」と思ったら積極的に監督に聞きに行くようにしています。そこでセッションして、新しいものになることもありますし、逆に監督の説明を聞いて自分の中になかった考えで「そういうことか!」って腑に落ちることもあります。今までは「言っていいのかなぁ」と思いながらも言えずにいましたが、それは作品にも私にも誰のためにもならない遠慮だなと感じるので最近は言えるようになりました。
――なかなか言いづらいでしょうし、勇気がいりますね。
自分の経験も少ないので、私なんぞが言っていいのかなという気持ちもありますが、そこはより良い作品作りのために振り絞って(笑)。