2016年4月30日 12:00
俳優・渡辺謙が感じる、エンタメを受け止める環境の変化 - SNS時代への危惧、観客への思い
ランチボックスをデリバリーしてもらって食べていましたが、本当に自分のおなかがすいたタイミングでごはんになるわけではないので。炊き込みごはんのおにぎりが多かったです。
――それはマシュー・マコノヒーさんにも勧められたのですか?
いつも多めに炊いて持っていくので、今回も「食べる?」とマシューにあげました。そうしたら、現場に連れてきたマシューの3歳くらいの息子が食べてしまったみたいで、「全部取られた!」と報告されました(笑)。やっと歩き始めたくらいで、一番下のお子さんだったのかな。マシューが「すっごいおいしそうに食べてたよ」と言うから「良かった良かった」と思いましたね(笑)。
――共演される俳優の方々はびっくりしそうですね。
あまりおにぎりを持ち歩いている人はいないので、「何それ!」「食べる?」といったやりとりはよくありますね。
けっこうクイックチャージできるんですよ、おにぎりって。
○センセーショナルな意見を一般論のように扱う状況
――日本と海外の映画界の違いについて「海外は批評がしっかりしている、日本は良くない」といった意見が盛り上がることもありますが、両方に関わられて、実際に違いを感じますか?
逆に、SNSなどで個人の意見が拡散されて議題に乗ることが気になります。