2016年6月28日 12:30
編成部長に直撃! - TBS、視聴率上昇の背景は"意識変化"と"若手・中堅の活躍"
というムードがどんどん出てくるようになって、作り手の意識が変化してきているように思います。
――いわゆる「毎分視聴率」を見てCMを入れるタイミングを考えるというようなテクニカルなことではなく、満足度のような視聴者の心への響き方を分析されているわけですね。
1回の番組が視聴率10%をとったとしても、「この番組嫌だな」と思われていたら、次からは下がるわけです。それに、番組を見ての感想を他人に伝えたりする共有する機会やツールが、SNSの登場によってこの何年かで莫大に増えましたよね。だからこそ、やはり視聴者が満足できるものを作らなければいけない。満足できるというのは、面白いとか、感動するとか、ほしい情報がちゃんと届けられているとか、分かりやすいとか、いろんな指標があると思うんですけど、それをきちんとデータとして見ながら考えて作るということですね。
――特にバラエティが安定すると、ドラマのように1クールで終わらないので、数字面での貢献は大きいですよね。
GP(ゴールデン・プライム)帯の数字が上がっている要因に、30代から40代前半の若手・中堅の制作者が活躍しだしていることがあると思います。