くらし情報『シングルマザーとして生きること(1)「母子家庭=貧困」という世間の目』

2014年3月28日 07:00

シングルマザーとして生きること(1)「母子家庭=貧困」という世間の目

その結果なのだろうか、「母子家庭=貧困」という目で見られることが多い。

所得の状況は別にして、自分自身に向けられるそうした目線は甘んじて受け入れられたとしても、世間から我が子が"かわいそうな子"という烙印を押されることはどうしても受け入れ難いもの。私自身も、子供には決してそうした負のレッテルを貼らせまい、何より本人に自覚させてはならないと、両親が揃った家庭の子以上に愛情を注いで必死だった頃があった。今にして思えば、それは少々自意識過剰だったかもしれない。子供が小さい時は、家族連れで賑わうような場所へ母子だけで行くのが辛かった。きっと周囲の人は誰も気になど留めていないのに、自分で勝手に卑屈になっていくのが嫌になり、親切に手を差し伸べてくれる人に対してまで、心を閉ざしていた時期もあった。

○身代わりがいない辛さ

一方、シングルマザーならではの悩みとしては、やはり単純に身代わりがいないこと。夫がいるママ友が「夫が家事や育児を手伝わない」と愚痴っている。
しかしシングルマザーの場合は、育児は自分1人でするものだと割り切っているので、夫婦間の役割分担で不満を募らせるシーンがないのは、逆に気楽だったりもする。

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