2016年7月6日 21:00
世界190カ国配信のドラマ『火花』は「海外ユーザーも喜んでいる」- Netflix最高コンテンツ責任者が語る
内容的には恋愛などの人間関係を描くものなので、それはどの国でも普遍的に支持されます。
――サランドスさんは、好きな日本の映像作品はありますか?
やはり黒澤明監督ですね。彼ほどすばらしい仕事をした人はいないと思います。現代のものはちょっと追いつけていないですが…三池崇史監督ですかね。すばらしい映画監督で、ちょっとダークで万人向けの作品にはならないかもしれませんが(笑)、できればシリーズ物を撮ってもらえればいいなと思います。
――今後もぜひ日本の作品をNetflixを通して世界で配信してほしいと思うのですが、求める作品像はどのようなものでしょうか?
個人的には、あえて海外向けに作りこみをせず、あるがままの日本らしい作品が、どうすれば世界の皆さんに喜んでもらえるのかというのを考えています。今までは、それが効果的に行われていないということがあると思いますので、まずは実現できるすばらしい物語と、それを作る作家を見つけなければいけないと思っています。日本のルーツをきちんと保ったままの作品に出会い、世界に持って行きたいのですが、その要素が何かというのは、まだ分かりません。
経験を積んで、探っていきたいですね。