2022年11月25日 12:00
熊谷彩春、“演じる”ことは「いちばんの楽しみで生きがい」 2歳からの夢を実現した女優人生の転機とは
つい先日も会って話をさせてもらえて、役作りで悩んだら連絡させて! と甘えさせてもらっています。
○■22歳の現在地「まだまだ自分を確立できていない」
――同じさとみを演じたからこそ分かち合える唯一の存在ですね。熊谷さんが演じる関口さとみと、ご自身との共通点はありますか?
さとみ役が決まってから原作を読んだので、さとみの心情の変化を追いながら読んでいきましたが、さとみは東京に出てきて、右も左も分からない中で、一生懸命生きているといった印象で、本当の自分をまだ見つけられていなくて、見つけるまでの過程が描かれていると感じました。そこが今の私とも重なるなと思います。22歳の今、私もまだまだ自分を確立できていないですし、毎日必死ですね(笑)。さとみは恋やいろんな経験を重ねて、自分の居場所を見つけていくので、その姿を表現すると共に、私もいつかそうなれるように……。
――熊谷さんもまさに自分探しの途中だと。
そのためにミュージカルをやっているといっても過言ではないです。
物心ついたときからミュージカルが何よりも大好きで、今こうやってお仕事としてやらせていただいている中で、役を演じながら自分自身と向き合う時間もあるんです。