2022年11月25日 12:00
熊谷彩春、“演じる”ことは「いちばんの楽しみで生きがい」 2歳からの夢を実現した女優人生の転機とは
自分だったらどうする? とか1人になって台本と向き合うと、役について考えているはずなのに、結局は自分自身と向き合っているんです。今回のさとみを演じていてもその感覚は強くありましたし、何かつかめそうな気もしています。
○■役作りのこだわり「体験できることは実際にやる」
――自分自身のヒントが今作にはありそうです。また、幼稚園の先生であるさとみの役作りのために、実際に先生の1日体験もされたとTwitterでつぶやかれていました。普段から役作りのために、そういった体験をなさっているのですか?
できることはしてから稽古に入りたいと思っていて、今回は幼稚園の先生役だったので、体験をさせてもらいました。あと、さとみは今治市出身なので、今治に実際に行って、舞台になっている場所や登場するご飯、地ビールを飲んだりしました。役作りと言っていいのかは分からないんですけど、楽しかったです。タクシーの運転手さんがすごく郷土愛の強い方で、今治弁やおすすめのスポットなどを教えて頂いて、すごく充実した時間になりました。
また、以前、出演した『笑う男』という作品で、目が見えない役を演じたときには、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」