くらし情報『熊谷彩春、“演じる”ことは「いちばんの楽しみで生きがい」 2歳からの夢を実現した女優人生の転機とは』

2022年11月25日 12:00

熊谷彩春、“演じる”ことは「いちばんの楽しみで生きがい」 2歳からの夢を実現した女優人生の転機とは

という視覚障害について学べる施設があって、2時間半くらい真っ暗闇の中で白杖を手に持ちながら歩いて、目が見えない方の世界を体験しました。本などで得た知識はあったけど、やっぱり経験しないと分からないこともあるなと思っているので、できる限り体験できることは実際にやるようにしています。

――毎作品そうやって役作りをされているんですね。

台本を頂くと、まず読みながらやれることを探します。今回で言うと、さとみの恋人である三上くんは研修医の役なので、医学部に在籍している友人に“これって何?”とか、“この病気はどういう検査をするの?”とか研修医の1日のスケジュールなどを質問しました。彼氏が医療系だったら、一緒に住んでいるさとみもある程度は知っていると思うので、自分の役だけでなくて、関わりのある部分を含めて準備します。

●ミュージカルとの出会い、そして女優へ

○■イギリス・ウエストエンドで出会ったミュージカルの世界

――そもそもミュージカルに興味を持ったのはいつ頃からですか?

父の転勤でイギリスに住んでいた2歳のときに、両親に連れられてウエストエンドでミュージカル『ライオンキング』を観たのが始まりです。

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