夏ドラマ19作を総括! ベスト作品&俳優は? - 今年も"ポスト半沢"どころか"ポスト昼顔も"見つからず…
ヤクザパートが中途半端だった反面、柄本や内田の就活をめぐる生瀬の説教がドラマ性をグッと高めていた。最終回の大どんでん返しは、「生瀬と三浦誠己の演技がいかに優れていたか」を物語る。
採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆】
○『時をかける少女』土曜21時~日本テレビ系
出演者:黒島結菜、菊池風磨、竹内涼真ほか
寸評:リオ五輪を意識してか、わずか5話で終了。タイムリープを多用した筋書きは、"2016年版アップデート"と言ったところか。ひと夏の恋模様を描いた輝きと切なさは、確かに継承されていた。黒島がデビュー当時に戻ったようなみずみずしさを見せたほか、竹内がドラマの世界観を見事に体現。
採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】
○『ノンママ白書』土曜23時40分~フジテレビ系
出演者:鈴木保奈美、菊池桃子、高橋克典ほか
寸評:ノンママの苦境と奮闘を描くために、周囲の人々を悪役に仕立て上げて、かえって共感を削いでいた。ノンママをきちんと見せるなら、ワーママや男性社員たちにもリアリティがなければ厳しい。
アラフィフ女性3人のトークパートは実験だろうが、さすがに長すぎてドラマ性が急降下。