夏ドラマ19作を総括! ベスト作品&俳優は? - 今年も"ポスト半沢"どころか"ポスト昼顔も"見つからず…
記念碑的ドラマだけに、6話でサラッと終わってガッカリ。
採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】
○『神の舌を持つ男』金曜22時~TBS系
出演者:向井理、木村文乃、佐藤二郎ほか
寸評:最初から最後まで堤幸彦監督に丸投げしたようなドラマだった。"2サスあるある"を詰め込んだ小ネタがハマらなかったのは、「舌の力で解決」「謎の芸者を追って温泉をめぐる」という物語の軸で、視聴者をつかめなかったからか。オールロケの美観と多彩なカメラワークでは楽しませてくれた。
採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆視聴率☆総合☆】
○『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』金曜23時15分~テレビ朝日系
出演者:剛力彩芽、滝藤賢一、小日向文世ほか
寸評:料理のスタイリングを筆頭に、映像の格調が作品全体を引き締めていた。総理官邸が舞台だけに、料理の影響力を限定的にしてリアリティを保とうとしていたが、深夜枠だけにむしろ遊んで欲しかった感も。滝藤、小日向、高橋一生の助演トリオは安定感十分だったが、もっと追い込めたのでは?
採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】
○『侠飯~おとこめし~』金曜24時12分~テレビ東京系
出演者:生瀬勝久、柄本時生、内田理央ほか
寸評:冷蔵庫のあり合わせを使った料理は、地味だが実践的で、"飯テロ"の他作品とは差別化できている。