2016年10月4日 11:00
夏ドラマ19作を総括! ベスト作品&俳優は? - 今年も"ポスト半沢"どころか"ポスト昼顔も"見つからず…
○『好きな人がいること』月曜21時~フジテレビ系
出演者:桐谷美玲、山崎賢人、三浦翔平ほか
寸評:イケメン三兄弟とヒロイン目線の描写で、狙い通り若年層の心をガッチリつかんだ。キャラも物語もキャストも記号的で目新しさはないが、それが確実なニーズとも言える。ネットや副音声、他番組とのコラボなど、「やれることは全てやろう」という若きスタッフの姿勢は今後の光になるかも。
採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】
○『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』火曜22時~フジテレビ系
出演者:波瑠、横山裕、渡部篤郎ほか
寸評:旬の輝きを放つ波瑠に、醜い異常犯罪者をぶつけ、さらにグロテスクな死体を加えて、鮮明なコントラストを表現。ミステリーの薄い脚本に物足りなさは残るが、カラッとした映像の多い夏ドラマの中で、そのコンセプトは異彩を放っていた。丸1年間ドラマに出続けた波瑠もようやくひと休み。
採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】
○『せいせいするほど、愛してる』火曜22時~TBS系
出演者:武井咲、滝沢秀明、中村蒼ほか
寸評:前半は恥ずかしさと紙一重の胸キュンシーンで引っ張り、後半は悪妻の暴走で引きつけ、全編でエアギターが支えた。