くらし情報『映画『暗殺教室』羽住監督の今だから話せる!? 大ヒット振り返り (3) 「アイドル」としての山田涼介を知らなかった』

映画『暗殺教室』羽住監督の今だから話せる!? 大ヒット振り返り (3) 「アイドル」としての山田涼介を知らなかった

意識しているのは、映画を見ている間にハラハラしたり、笑ったり、泣いたり、どれだけ感情を動かせるかということです。「もう1回見たい」と思わせられるかというのも、すごく考えて作っています。

あと今回は、テンポでしょうか。『週刊少年ジャンプ』などを読んでいる子たちは、本当に速いスピードでページをめくっているので、「このスピード感だな」と、今回『暗殺教室』をやって思いました。

――そういった感覚は、撮りながらつかんでいくものですか?

僕はいつも、編集の途中段階で"スニークプレビュー"(内容を一切知らせずに行う試写会)をやっています。映画のプロだけど、その作品には関わっていない人達を呼んで、編集の途中段階で観てもらいます。

大事なのはその人達の感想ではなくて、何も知らない人と同時に観ることなんです。そうすると、「ここは長いな」「このセリフの意味伝わってないかも」といったことに、気づけるんですよ。
そういう試みは、いつもやっていますね。

――今回、中高生がターゲットというのことも、かなり意識されたんでしょうか?

若い人が見ないといけないコンテンツなので。以前、桐谷美玲さん主演の『ヒロイン失格』という作品がとてもヒットしているので、観に行ってみたんですよ。

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