2022年12月25日 07:00
吉岡里帆「30代は攻めの姿勢で」『ガンニバル』で味わった充実感と今後の展望語る
という。しかし年々、仕事への取り組み方に変化が起きていると打ち明ける。「だんだん、スタミナや体力をつける方法がわかってきた。すると役の苦しさを理解した上で、その役を俯瞰で見ることもできるようになりました。これは年齢的なものもあるのかもしれません。役の抱えているものに負けずに、それを取り込んでいくという感覚で、これからもお芝居に向き合っていけたらと思っています」と話す表情からも、心身ともに清々しく女優業に打ち込んでいることが伝わってくる。
苦しい時期がありながらも、「20代で悩んでいたことも、地続きのものとして、今の自分を助けてくれているものに変わってきている実感があります。なんでも続けることってとても大事なんだなと思っています」と継続の重みを噛み締めた吉岡。
「本作では母親役にチャレンジしましたが、そうやって年齢を重ねたからこそできる役もあるはず。これまでに培ったことを大切にしながらも、『今の自分にはどんな役ができるんだろう』と模索し続けて『新しいゾーンに入っていく』という意識を持っていたい。挑戦を忘れずにこれからも歩んでいきたいです」と力強く宣言していた。
ドラマ「ガンニバル」は12月28日よりディズニープラス「スター」