2016年10月26日 12:30
秋ドラマ22作、傾向分析&オススメ5作発表! 「各局の戦略丸かぶり」の中で光る"幸福なファンタジー"
したガチンコで、秋ドラマの傾向とおすすめ作品を挙げていく。
秋ドラマの主な傾向は、[1]各局の戦略が丸かぶり[2]リアリティ無視のお仕事ドラマ[3]シリアスの中で輝く幸福感の3つ。
○傾向[1]各局の戦略が丸かぶり
今期は各局の狙いが驚くほどかぶった。その筆頭は、変人が主人公の事件解決ドラマ。国民的ドラマ『相棒』のほか、織田裕二が"貴族の末裔"を演じる『IQ246』、阿部寛が"犬並みの嗅覚を持つコンサルタント"を演じる『スニッファー 嗅覚捜査官』(NHK、以下『スニッファー』)、唐沢寿明が"30年間の昏睡から目覚めた時代遅れの刑事"を演じる『ラストコップ』、玉木宏が"ぶらぶら町を歩く警察署長"を演じる『キャリア~掟破りの警察署長』(フジテレビ系、以下『キャリア』)、深夜帯でも柄本佑が"プロ級の料理知識と腕前を持つ刑事"を演じる『コック警部の晩餐会』(TBS系)が放送されている。
2つ目の丸かぶりは、「平日は女優主演、土日は男優主演」という色分け。夏ドラマでもその傾向が見えはじめていたが、今期は約8~9割がこれに該当する形になった。色分けの理由は、平日は「女優主演で、現在のドラマ視聴を支える女性の支持を得よう」