くらし情報『井手上漠、自身を尊重してくれた母へ…感謝の手紙「世界一幸せな息子です」』

2023年1月9日 08:00

井手上漠、自身を尊重してくれた母へ…感謝の手紙「世界一幸せな息子です」

この世にはこんなに純白で美しくてキラキラしたものがあるんだ、見るだけで癒しをもらえるものがあるんだって、3歳ながらすごく興奮して。それをきっかけにかわいいものやキラキラしたものがすごく好きになって、自分もいつかこういうものを着たいっていう願望を抱くようになりました。保育園の時もキラキラしたものやかわいいもので遊ぶことが多かったので、周りの友だちも女の子が多くて、価値観も一般的に言われる女性的なものがすごく多かったんです。いま髪が長いのは、そのほうがかわいい、美しい、自分らしいと思っていて、私はスカートもはきますが、スカートが男性的、女性的という見方ではなく、美しいから、着ていて楽しいから、という感覚で選んでいます。3歳の頃をきっかけにそういう価値観で過ごしていました。

――それから学校生活になりますよね。

小学4年生まで肩に付くくらい髪が長くて、母に美容院に連れていかれると、泣きながら走り回って嫌だ嫌だっていうような息子だったそうです。5年生になると学校で男女の区別が始まり、着替える部屋を分けられた時に、私はそれまでいつも女子と一緒にいましたが、初めて男子として区別されました。
男性として生まれたのでそれに従っていたのですが、私以上に周りの男子達が私に違和感を覚えたようで、そこから否定的な言葉や、絶対に言われて嬉しくはない言葉をかけられるようになりました。

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