くらし情報『井手上漠、自身を尊重してくれた母へ…感謝の手紙「世界一幸せな息子です」』

2023年1月9日 08:00

井手上漠、自身を尊重してくれた母へ…感謝の手紙「世界一幸せな息子です」

髪も長いのが好きでしたし、フリフリした服をたくさん着ていたので、「あ、自分って変わってるんだ」と、そこで初めて違和感を感じました。

――自分が他と変わっていることに気づいて、何か行動したことは?

当時の私は変わってることに対して「自分がおかしい」と思ってしまいました。小学校や中学校の社会ってどうしてもマジョリティの意見が正しいとなりがちで、その中で自分はマイノリティ側の人間だったということにすごくショックを受けて、周りの子にも否定されてしまう状況でした。私は「きっと髪が長いからおかしいんだ」と思って、裸になるぐらい恥ずかしかったんですけど、人生ではじめて髪を短くするっていう決断をしたんです。その頃はいつも母が髪を切ってくれていたので、母にお願いして、バッサリ切ってもらいました。服装もシンプルにしたり、好きだった美容への関心も封印して、なるべく男子の中に溶け込むように頑張ったんですけど、同時に心から楽しいと思えるものがなくなってしまったんです。今になって思うのですが、当時の自分は自己中心的だったとも思います。助けてほしいと言えば、助けてくれる人はたくさんいたし、「漠ちゃんは漠ちゃんだよね」

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