独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (19) 東出昌大を救った"陰の恩人"がいた! 愛されキャラの意外な桐島デビュー秘話
に最高のタイミングで出逢う縁を持っていた。そしてLからスターになった。スターになる人は、そういった「ハマリ役」と出逢える運と縁を持った人なんだと思います。東出くんは『桐島』の宏樹役でデビューのきっかけを掴み、そしてまた更なる高みを目指すであろう今回の主役の座を射止めた。そしてこれは僕の中だけのことですが、僕の勝負作の主演を東出昌大に任せるというのは、とても意味あることなという思いもあり。とにかく、映画を観ていただければ、今回の主役が東出昌大でなければならなかった意味を分かっていただけると思います。
久しぶりに一緒に仕事をして、彼の座長気質な一面も垣間見ることができました。デスノート対策チームに、池松くんを加えたメンバーで「反省会」という名の飲み会を毎晩開催していたそうです。
その飲み会は常にホテルの東出くんの部屋だったそうで(笑)。毎日、自分の家に帰ることなく、仲間たちとずっと一緒にいられる地方ロケの醍醐味ですね。映画『桐島』も高知で1カ月ほどのオールロケ。キャストもスタッフも同じホテルに泊まり、もはや修学旅行のようでした(笑)。キャストはほぼ高校生役の若い俳優たち。まあ濃厚な時間を過ごしたんだと思います。