2016年11月29日 21:00
『YOUは何しに日本へ?』ディレクターが番組の裏側を激白 - 外国人密着の苦労、ギャラ、お蔵入りへの不安……
――カメラが回っていないところでも当然、交流があるわけですね。
むしろ 、僕らにとってはその時間が重要で。話しているうちに人となりや家族構成なども分かってきますし、例えばバーベキューの時はサプライズで、マーティンが日本で出会った人たちからのメッセージを撮影して持って行っていたんです。ですから、飲んで話している間に、思い出してもらえるように軽いジャブを(笑)。
――なるほど(笑)。ほかにどんな話をしたんですか?
マーティンが「ダブルフロントライト」を青森の中村輪業さんで買ったとき、学生カバンが入る横のカゴを中村さんが無料でつけてあげようとしたんですね。ですが彼は断った。理由は「カッコ悪いから」 (笑)。
そのあたりにも彼なりのこだわりがあって好き嫌いもハッキリした楽観的な人物なのですが、ドイツで再会した時は「旅にあれがあったら物も入れられるし、めちゃめちゃ便利だった」って後悔していました(笑)。僕も中村さんのところへメッセージビデオを撮影に行ったときに「あのカゴは置いてありますか?」と聞いたのですが、「もう捨てちゃったよ」と言われて……。
――番組とマーティンさんの出会い同様、まさに"一期一会"の品だった。