2016年12月2日 11:00
4年ぶりの『勇者ヨシヒコ』、毎回話題の秘密は「きちんと準備」 - プロデューサーが明かす人気の裏側
――仲間を集めていく話、というのは決まっていたんですが? RPGの王道ですし、少年漫画っぽい展開なのかなとも思いました。
監督からこの番組のコンセプトのひとつとして、親子で見られる「少年漫画」というキーワードが出ていたのはありますね。30代中盤からちょっと上、さらにその子供達と一緒に見れるものをやりたい、と思っていたので、少年漫画的な展開はベースにあると思います。
でもそれ以上に、監督や山田さんが4年間で溜め込んだ色々な案をもとに、「1回無茶をやってみよう」という気持ちは大きかったですね。ベースは『魔王の城』から変わっていませんが、「こんなことやっていいの!?」というインパクトは強くなった気がします(笑)。
――皆さんにとっては、ヨシヒコのことはいつもどこかに考えてた4年間だったんですね。
そうですね。『魔王の城』『悪霊の鍵』でできなかったことを、どうすれば『導かれし七人』でできるんだろう? と。
●真剣な目でダメなことを言う、山田孝之の魅力
○準備のおかげで、心に余裕があった
――前回までの反省を生かして、『導かれし七人』ではここがうまくいった、という点はありますか?
1カ月近く山形で撮影を行って、「楽しくやれて良かったな」