2016年12月2日 11:00
4年ぶりの『勇者ヨシヒコ』、毎回話題の秘密は「きちんと準備」 - プロデューサーが明かす人気の裏側
「なんなんだ、この無駄遣いをしているドラマは!?」と思いました。内容もインパクトありましたし、「テレビってまだ遊べるんだな」と思いました。
――では、実際に自分が関わって驚いた点などはありますか?
驚いたのは「本当にこんなに手作りなんだ!?」というところでしょうか。出てくるハリボテたちは美術の方の手によるものかと思っていたんですが、「普通に監督の劇団員の方が作ってるってどういうこと!?」と。みなさん出演もされているので、村人姿のまま作っているという、不思議な光景でした。「なんなんだろう、この人たちは」と思いました。
4年経って、ハリボテを作る技術が上がってるので本当は滑らかに作れるけど、監督からは「もっとハリボテ感を出せ」とダメ出しが来ています。スキルは上がってるけど、あえて落とすのは、ヨシヒコならではかなと。
――それでは、山田さん演じるヨシヒコの良さは、どんなところにあると思いますか?
こちらが想像している山田さん像を、ものすごい勢いで壊してきますよね。普通に会話をしている時はものすごく的確で、言葉数もそんなに多くなく、物静かな感じなんですけど、ことヨシヒコに関しては、豹変ぶりがすごい。