光浦靖子のものづくり vol.1 「根っこには愛情しかないですよ」
芸人・光浦靖子。その存在は、多数のテレビ番組を通じて多くの人が知っている。だが、彼女が長年手芸に取り組み、趣味の枠を超えたハイクオリティな作品を数多く生み出し続けていることはあまり知られていない。
数年間取り組み続けているフェルト製のブローチ作りを『男子がもらって困るブローチ集』という1冊の本にまとめ、さらには渋谷・ロゴスギャラリーでの展覧会も開催するなど、最近はクリエイターとしての活動が目立つ。芸人として日夜活躍する彼女が、本業のかたわら作品を作り続ける、その理由に迫った。
――長らく手芸を趣味にされているということですが、始めたきっかけを教えてください。
手芸をはじめたのは小学校3年生で、クラブの時間に始めました。フェルトでマスコットを作っていましたね。
――現在に至るまでどんなモノを作ってきたか教えてください。
小学校のころからフェルトマスコットをずっと作ってまして。ほかには、ミシンで手提げやきんちゃくやらいっぱい作りましたし、途中で編みぐるみみたいなのもやりました。あと、ビーズでネックレスやブレスレットを作ったりしましたね。
それからニードルにたどり着いたんです。やっとこさ、といった感じです。