くらし情報『映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (6) 木村拓哉を特別扱いしない理由とは? 俳優部の気概と素顔 (2人目:坂美佐子P)』

2017年5月24日 12:30

映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (6) 木村拓哉を特別扱いしない理由とは? 俳優部の気概と素顔 (2人目:坂美佐子P)

本当に危険なんですよ。危険な撮影は、作品への愛情がないとできない。譲らないのが「木村拓哉」です。それは反抗でもなく、原作に従うというだけ。原作に対するリスペクトなんだと思います。自分の出番だけじゃなくて、他の人が芝居している時にはカメラ側にいてリアクションされていました。

○「俳優部」を特別扱いしない

――印象に残っているシーンはありますか?

最後の立ち回りのシーンは、エキストラさんが300人ぐらい参加しています。極寒の中で、川に足を入れている人もいました。
われわれスタッフはもちろんフォローします。私、現場で炊き出しもするんですよ(笑)。玉こんにゃくなんか、寒い現場にピッタリ。紙コップに入れてみんなに配るんです。こんにゃくって冷めづらいんですよね。そして、ちょっとお腹にもたまる。

スタッフはもちろん当たり前のようにフォローしますけど、木村さんはエキストラの方々に「寒いですね。すみません」「ありがとう」と話しかけるんです。
そんな光景を目にすると、すごく良い現場だなと感じますね。

全員が三池組。きっと皆さん、スタッフが俳優を迎え入れるみたいな印象あると思います。でも、三池組の場合は撮影部、照明部、美術部と同じように「俳優部」

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