中野裕太、多言語マスターの素顔「外国語というより人が好き」 - 実はインスタこっそり開設? SNS時代の生き方
――モギさんを演じるにあたって意識したことを教えてください。
出演が決まってから、本物のモギさんとリンちゃんとお茶をしたんです。ふたり一緒にいるときの空気感が独特な感じでマッチしていて、オーラが凄かったのを覚えています。映画でも描かれているような、台湾の全力女子と、日本のちょっと奥手な男子、そのまんまのふたりでした。ただ監督と話したのが、ドキュメンタリー的にノンフィクションとして描くよりは、ちゃんと映画としてのおとぎ話にしたいということでした。だからモギさんからもらったエッセンスを、最近の日本の男子像として抽象化して落とし込んでいきました。
――中野さん自身が、モギさんというキャラクターにシンパシーを覚える部分と、ここは違うと思う部分は?
恋に奥手なところは似てるかな。あまり僕もべらべらとしゃべるほうではないので。
だからリンちゃんのようにポジティブな人が隣にいてしゃべってくれたら、楽だし幸せだろうと思いますね。ただモギさんって意外と果敢なんですよね。僕は実際に台湾に行くまでの行動力はないんじゃないかな。芝居しているとき以外は廃人だと言われますから(笑)。
――そうですか? いろんな趣味を持たれているイメージがありますけど。