くらし情報『映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (13) 緩急と迫力の演技に刺激「そっちがこう来るなら!」 (6人目:撮影 北信康氏)』

2017年5月31日 10:00

映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (13) 緩急と迫力の演技に刺激「そっちがこう来るなら!」 (6人目:撮影 北信康氏)

――三池監督と試写をご覧になったそうですね。

ええ。当然、編集されて良いところが使われているわけですけども、それでも何というんでしょうね、木村さんのお芝居、アクションだけでいえば緩急のつけ方が抜群にうまいというか。より速く見せるためには、一度緩く見せて、それから上げる。上げて、下げる。この「ダウンアップ」みたいなことを繰り返していくと、メリハリの利いた動きになります。これは彼なりの速く見せる方法とでも言うんでしょうか。それが、映画では非常に効果的なんです。


――過去にも漫画原作を担当されたことがあると思いますが、オリジナル作品と撮り方の違いは?

基本的には一緒です。ただ、漫画原作は長く続いているものもあります。かなりのファンの方々がいらっしゃる。しかも小説と違って画が作られているので、みなさんにイメージが植え付けられている。このあたりは監督が意識するところはあるんですが、漫画のコマ割りと同じような決めカットになることもあります。

――殺陣師の辻井さんは絵コンテが立ち回りのもとになっているとおっしゃっていました。カメラマンの場合は何がもとになるんでしょうか。

絵コンテというのは監督が撮りたい画の意思表示。

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