くらし情報『映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (13) 緩急と迫力の演技に刺激「そっちがこう来るなら!」 (6人目:撮影 北信康氏)』

映画『無限の住人』8人の証言者たち - 「皆さまのもの」になるまで (13) 緩急と迫力の演技に刺激「そっちがこう来るなら!」 (6人目:撮影 北信康氏)

イメージのベースにはなりますよね。アクションはどこまでやるのかにもよるし、接近戦の方がこの芝居は面白いのかとか、望遠で振り回した方がいいのかとか。そのあたりは、場面や芝居によって変わっていきます。

○木村拓哉の「持って生まれたもの」

――木村さんは、「殺陣とか立ち回りという言い回しがあまり好きではない」とおっしゃっていて、「殺し合い」を追求する三池監督に感銘を受けたそうです。

ずっとこの仕事をやってきて身についているものなのか、持って生まれたものなのか。本人もどういうふうに映るかということは、いつも想像できているんじゃないでしょうか。とにかく、自分の見せ方がうまいというか。

――思い出の1シーンは?

万次が刀を取り返してきて、戻って来るところ。
(杉咲)花ちゃんと1カットで延々撮っているシーンがあるんですけど、良い距離感の画が撮れたような気がします。カメラもそこまで近づかず、良い距離感でお芝居をされていましたね。

――てっきり壮絶なバトルのシーンかと。

バトルはね(笑)。木村さんのテンションがビシビシ伝わります。こちらも刺激されて、そっちがこう来るなら、こっちはこう行きますよ! みたいにテンションに乗せられて、撮ってるような感じでした(笑)。

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