2017年8月24日 10:00
岡田准一、ごまかしのきかない時代に挑む映画『関ヶ原』 主演で感じた幸せ
が死んでいく話、負ける話なので、そう見えるよう心掛けて演じました。でも、演じていて本当に勝てるんじゃないか、今回の関ヶ原は勝つんじゃないかという気持ちで戦っていました。
●ピークはもう少し先においている
○出られたことが幸せな映画
――もともと歴史好きで、司馬遼太郎作品も好きだったという岡田さんですが、お話が来た時の心境はいかがでしたか。
原田監督が何十年も実現させたいと思われていた企画だという噂も聞いていましたが、規模の大きな企画なので実現しない可能性もありますし、なくなるかもしれないなと思っていました。そのうち台本が来て、撮影に入れるとなり、原田監督とお仕事させてもらえる幸せを感じながら現場にいました。この『関ヶ原』という作品は、自分が出演してなかったとしても観に行くと思うので、出られて幸せです。
――完成した作品をご覧になって、どのような感想でしたか?
この規模の戦闘シーンって、日本でできないと思ってたんですよ。それが実現できていることと、出演できていることに幸せを感じますし、このような映画ができているということに泣ける思いでしたね。
若い頃に歴史ものができるようになった方がいいと先輩方に言っていただいて、乗馬クラブを紹介していただいたり、時代劇を演じる上での心の在り方を教わったりしていたから、先輩方から学んだことを、形にできているという喜びを感じています。