2014年5月2日 07:00
「水木しげる漫画大全集」復刊プロジェクトを支えるPhotoshop CCの機能を紹介 - クリエイターが語るCreative Cloudと価値ある機能 (1) 「水木しげる漫画大全集」制作の裏側を公開
の設定の重要さを語り、かなり美しい画像へと修正できることを証明した。
こうした流れの中で、「ブレの軽減」の版ズレ修正への活用法を紹介。版ズレが起こっている「ゲゲゲの鬼太郎」の原画を例に、"元画像"、"アンシャープマスク"、"スマートシャープ"、"スマートシャープに詳細調整"、"ブレの軽減とポイント"、"ブレの軽減とポイントにアンシャープマスク"と5種類の画像で効果を比較。最も原画に近くなった"ブレの軽減とポイント"設定を採用し、現在も活用しているそう。坂野氏の解説からは、ある対象に活用できそうな機能を見つけたり、いくつかの設定をして実験したりするなど、自分なりに使い込むことも、ツールをより活用する上では大事であることが伺えた。
○CCシリーズならではの便利さを活用する
最後は、通常のブックデザイン作業に関連した機能として、Photoshop CCの「リサンプリング」と「パノラマ」、Illustrator CCの「パッケージ」と「マルチプルアートボード」の活用例を紹介。Photoshop CCの「リサンプリング」機能では、「メルカトルかく語りき」の表紙絵の制作を例に「画像解像度の"ディテールを保持"を選ぶと下絵に使える位のいい雰囲気に修正できます。