くらし情報『役所広司は、自然体で"うますぎる"俳優 『関ヶ原』家康役のあざとさで世間を揺さぶりたい - 監督は語る』

2017年8月27日 11:00

役所広司は、自然体で"うますぎる"俳優 『関ヶ原』家康役のあざとさで世間を揺さぶりたい - 監督は語る

でも、どうしても台詞が言えない(笑)。だから、そこはやめようと言って、自然体に戻しました。

○映画『関ヶ原』でのおすすめシーン

家康の演技の"へそ"は「三成は俺が作ったんだ」という下りです。だから、あそこはカットを割らないで、そのまま家康の表情の変化をみてもらうことを心がけました。そして、そことコントラストになる、三成と対峙する時の無言の芝居。その風格を観ていただきたい。

映像化するとしたら、原作にある一言をそのままナレーションで使おうと思っていたし、その雰囲気を出すための距離感、空間には気を使いました。最後にプラスになったのは、雨です。
あの雨が生きていたし、撮っていても、気持ちのいい緊迫感がありました。雨が重要なところで効果を発揮している作品になりました。

(C)2017「関ヶ原」製作委員会

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