『煉獄に笑う』山下聖菜、前島亜美の「ぜひ!」に感謝 - 恩師・西田大輔との再会で知る「大切な時間」
そうなんです。自分では気づかない内に疲れが溜まっている時があるみたいで。もともと睡眠は浅い方で途中で起きたりするタイプなんですけど、この作品の稽古後は本当に起きなくて(笑)。稽古は約1カ月間、昼から夜まで1日10時間もあったり。口元のマスクの息苦しさもだいぶ慣れたんですけど、汗びっしょりです(笑)。
――山下さんが演じる百地桜花は二刀流の怪力少女。刀を操る上での苦労はありましたか。
片手で2本を持つシーンもあるので、腕が鍛えられています。
二刀流よりも、相手との呼吸を合わせる方が大変でした。
――曇阿国役の前島亜美さんとの戦うシーンが多いですね。
前島さんも扇子と刀で戦う役なので、お互いに"二刀流"状態。前島さんはたたずまいがとっても美しい方で、私よりも1つ年上の先輩です。お稽古の合間に一緒のシーンを確認したくて、「お願いするしかない!」と心に決めてお声掛けしたら、笑顔で「ぜひ!」と言ってくださいました。
――その一言に救われたわけですね。
そうですね。本番直前も「一度だけお願いします!」と付き合ってくださいます。
――今日のゲネプロでは、キレキレの動きでしたよ。
ありがとうございます。