『煉獄に笑う』山下聖菜、前島亜美の「ぜひ!」に感謝 - 恩師・西田大輔との再会で知る「大切な時間」
でも、まだまだです。全体的な熱量もこれからどんどん上がっていきますし、置いていかれないように自分自身もきちんと高めていきたいです。
――桜花は孤児で、伊賀の三大上忍の一家である百地家の当主・丹波に拾われた少女です。出身が伊賀ではないため桜花は肌や髪の色が異なり、劣等感を抱いています。どのような役作りを行ったんですか?
漫画を読んで参考にしたんですが、桜花はほとんど表情が変わらないキャラクターなので、セリフも抑揚をつけるタイプではないのかなと。そのあたりの塩梅が分からなくて、最初は表情をあまりつけていなかったんですが、(演出の)西田(大輔)さんから「もうちょっと気持ちを入れても大丈夫」と言われたので、稽古でそのあたりを探っていきました。
――今回の舞台を通して、役者としてどのような成長につながると感じていますか?
本格デビュー作となった舞台(15年の『NEW WORLD』)を演出されたのが西田さん。「帰って来ることができた」というか自分の原点となる方なので、こうして作品で再会するのが目標でした。
――成長した姿を見せる場という意味も持つと。
その分、緊張しますね(笑)。最初にご一緒してからの2年間、舞台を観にいかせていただいたりしてお会いする機会はありました。