2024年3月21日 17:00
グラビア界注目の橘和奈、CAからタレントに転身するまでの軌跡 学生時代はアメリカ・中国への留学経験も
――高校生から単身海外へ渡るというのは、すごい決断ですよね。
震災からしばらく、テレビをつけても、同じような番組ばかり放送されている時期があって。今みたいにサブスクもまだないですし、レンタルビデオショップも再開していなくて、娯楽といえば、新聞を読んだり、たまに売っていた雑誌を買ってもらって読んだりするくらいでした。それでどうしても気持ちが落ち込んでしまっていて、環境を変えることはできないかなと漠然と考えていたときだったので、たまたま留学のチラシを見て、行ってみたいとすぐに思いました。
――留学について、ご家族の反応はいかがでしたか?
反対は全くなかったです。新しい仮設住宅が見つからない状況だったこともあって、行ってみたいんだったら行っておいで、という感じでした。
――ちなみに、当時の英語力はどのくらいだったんですか?
英語力は応募資格に問われていなくて、被災の状況が優先事項になっていました。あとは、作文が選考項目にあったので、とにかく作文を書きました。
なので、留学して最初の頃は、大変でした。留学先はミネソタ州という場所だったのですが、周りに日本語を話せる人が全くいなくて。
――どのくらいでコミュニケーションを取れるように?
半年くらいはかかりましたね。