くらし情報『『テルマエ・ロマエ』作者ヤマザキマリさんが語る、とらわれない生き方とは? (1) 好きなことと、生きていくための仕事は分けて考える』

『テルマエ・ロマエ』作者ヤマザキマリさんが語る、とらわれない生き方とは? (1) 好きなことと、生きていくための仕事は分けて考える

という感じで存在してくれればいいんじゃないかと思っています。ただ、「みなさんこの本読んで、この通りにして」とは、とてもじゃないけど思えない。自分でしゃべった事を文章に直して出していただいてはいるのだけど、人生のガイドブック的な本ではないですね。

--ハウツー本ではない?

ハウツー本ではない。あくまでも、変わった生き方をしている人間もいるんだっていうことを認識してもらう、一つのきっかけになればいいなと。テレビとかに出るのも、人間として、日本人として、こういうとっぴもない生き方のバリエーションがいっぱいあっていい、ということを伝えたくてやっている部分もあります。こういう本を出すことで、他にも思い切った事をやって新しい何かを開拓していこうとする人が出てくるかもしれない、それによって今みたいな表面的な一律性だけが重視されるのとは別な、自由だけどパワフルな社会になっていくかもしれない。誰かがドミノの最初の1個にならない限り、凝り固められた保守的な既成概念は倒壊しません。
自分がたまたま特異な経験を積んできた人間という意味では、遣唐使や遣隋使みたいな、特別な経験情報提供者としての責任感を感じているというのはあります。

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