2018年6月14日 11:00
いつか社会が気付くはず…長瀬智也が、『空飛ぶタイヤ』に託した思いとは
お金を稼ぐためにやらなきゃなんて、さらさら思わないです。それ以上に身体や心を削ることも多いですから。
○闘っている人の歌の方が胸にくる
――すごく思いが伝わってきます。今までの長瀬さんがされていた役って、アウトロー的なイメージが多かったり……
下品だったり、うるさかったりもね(笑)。
――(笑)。でも、今回は社長という役どころで社会派な物語ですが、そこに対して思うことはありますか?
僕の年になると、もう結婚して子どもがいる人も多いし、それこそ社長やってるやつもいるし、自分もそういう年になったんだなというところはもちろんあります。
でも、このままでいいのかなと思う部分もあります。だからこそ、この作品をいただいた時に、僕は純粋に、この作品のメッセージは自分のいる世界にも繋がるもので、自分が伝えたいことだと思いました。
『空飛ぶタイヤ』という世界で、赤松というキャラクターを通してメッセージを描くことが任務だ、という気持ちでやらせてもらいました。
きっとこういう人がいるだろうとか、こうであって欲しいとか。自分が世界で抱えたストレスとか、そういうものが全部ぶつかっている作品のような気がします。