永瀬正敏、岩田剛典を「ずっと応援」 役を超えて生きた『Vision』の絆
勘を研ぎ澄ませて拾い集めてみてください。年月は経っても、すべて森の中で起きていることを感じて観てもらえると、より理解が深まるのだと思います。
永瀬:何回も観て欲しいね!
岩田:1回じゃわからないかもしれないですし。
永瀬:結末を知って観ると、また違うと思います。
――岩田さんのファンの方も今回たくさん映画を観られると思いますが、何か作品を楽しむ上でのポイントはありますか?
岩田:僕のファンの方で、こういうタイプの映画を観る方は少ないかもしれないと思うんですけど、映画を観るよりはアートを観る感覚で受け入れてもらえたらと思います。映画の結末を知った時に、胸にくるものがあってくれたら、と思います。
――普段触れない作品に触れるきっかけになるかもしれないですよね。
岩田:フランス映画みたいな作りですよね。
もしかしたら、好みは分かれるかもしれないですけど、新たな世界が広がる一つのきっかけになる作品になってくれたら嬉しいです。
■永瀬正敏
1966年7月15日生まれ、宮崎県出身。1983年の相米慎二監督の映画『ションベン・ライダー』でデビュー以来、『ミステリー・トレイン』(89)、『息子』(91/日本アカデミー賞最優秀助演男優賞他)