永瀬正敏、岩田剛典を「ずっと応援」 役を超えて生きた『Vision』の絆
「頑張れ、鈴!」って(笑)。
●新しい世界に触れるきっかけに
○「ラブシーンで泣いたのは初めて」と言われた
――印象的な場面がたくさんあったと思いますが、お二人が自分が演じてないところで印象に残っているシーンを教えてください。
永瀬:僕は、画面に映っていないところを想像するのが、楽しみでした。鈴とコウがいなくなった場面も、何かが通じていたのかなと想像して。そういうことで膨らんでいく作品だと思いますし、バックグラウンドを想像しながら観ていただければ。ジャンヌの過去も美しかったですね。
――永瀬さんとビノシュさんのラブシーンも素敵で印象的でした。
永瀬:最初の方のラブシーンは、音楽を担当された小曽根真さんが見にいらしてました。
遠慮されて、撮影ではなくプレビューを見られていたんですが、泣いてしまったそうなんです。「ラブシーンで泣いたのは初めてです」とおっしゃっていて、心に響きました。
岩田:僕は、夏のロケシーンに参加してなかったのですが、夏木マリさんの役柄と僕の役柄がリンクするようなシーンがいくつかあったことが印象的でした。同じシチュエーションだったり、同じ場所を歩いて同じ木を触っていたり、そういう部分もお客さんに伝わるといいなと思いました。