乃木坂46・桜井玲香は“醜さ”をどう表す? 模索の末に挑む舞台『半神』
とか?
そうですね。休憩時間もみんなで喋っている気がします。父役の福田転球さんとか、ドクター役の松村武さんとかも、輪に入って話してくださるんです。
――転球さん、なんかすごそうですね(笑)。
転球さん、面白いですね。先日も軽く通し稽古をしたんですけど、今まで一度も間違えたことのないセリフで、突然関西弁になったんですよ! しかも、アドリブじゃなくて、ガチ間違いだったみたいで。「あれ? 転球さん本人出てきちゃった?」みたいな(笑)。
――入りすぎちゃったんですかね?
本人もびっくりしていて。
面白かったですね。
――でも、そういう時にみんなで笑いあうような、そんな現場なんですね。いやもう、その時はザワつきましたね。通し稽古なのに止まりましたから(笑)。
○アクロバティックで視覚的にも楽しい作品
――あまり舞台を観ないようなファンの方に向けて、観劇のヒントになるところがあればぜひ教えてください。
私も、以前上演された『半神』の映像を観たんですが、疾走感が半端なくて、緩急がありすぎて「なんだったんだ!?」みたいな感じで終わりました。それも野田さんの作品のいいところだと思いますし、それに加えて、今回は身体的なアピールがすごいんです。