乃木坂46・桜井玲香は“醜さ”をどう表す? 模索の末に挑む舞台『半神』
あと、自分と合う匂いかなとか……(笑)。
――リアルな心配ですね(笑)。
本当にすごい良い子だったし、良い匂いでした(笑)。
――今回桜井さんが演じられるシュラは、「醜い容姿ながら高い知能を持つ」という役ですが、醜さを表現する上で、なにか工夫されていることはありますか?
そうですね……。体がくっついていて、ある意味化け物みたいな双子だけど、それが、容姿的に醜いものなのか、違う部分が醜いのか、そういった捉え方には未だに悩んでます。
メイクで醜い顔にするわけでもないですし、見た目的にはマリアとほとんど同じ様に見えるんですよ。となると、声色で気持ち悪さを表現するのか、体で表現するのか、全体を通して「結局あれは気持ち悪かったなぁ」っていう結論に至らせるのか……。そこはまだ、試行錯誤ですね。
――なるほど。ではシュラを演じる上で、今までに誰かと比較して嫉妬をした経験など、活かせることはありましたか?
シュラは周りから蔑まれて生きてきた分、「私をもっと見て!」っていう気持ちが強くなっていると思うんですよ。ある意味アイドルって、大人数の中で、少しでも自分を見てもらえるようにアピールするわけじゃないですか。