河合優実がアイドルデビュー? 名曲「なんてったってアイドル」熱唱&全力ダンス
デビューは時代劇ですね。最初の撮影は馬で疾走するシーンだったんですけど、3台のカメラで疾走する姿を狙っていて、1台目がOK、2台目がOK、ところが3台目は馬だけが通過していくという(笑)。実は2台目のカメラを通過した後、落馬してしまいました。それでも必死に馬にしがみついていたら、下が砂利道だったので、背中が因幡の白兎みたいに擦りむけちゃって。乗馬は事前にちょっとだけ練習したんですけど、練習した西洋の鞍ではなく、日本の木でできている和鞍だったので少し乗りにくかったんですよ。ガーゼを貼って、最後まで撮影しましたが、当時のディレクターに、「せっかくチャンスをあげたのに、これでおしまいだと思った」と言われました。
――「なんてったってアイドル」が発売された1985年役所さんは20代だったということで、当時の思い出をお聞かせください。
22歳で俳優の無名塾というところに入ったんですけど、群衆の役を頂いて、大道具や小道具の手伝いをしながら全国を旅していた頃で、それはすごく思い出に残っています。
舞台に出て、移動の時にはセットをばらして、トラックに積み込んで、最後のトラックが出てから、また次の公演場所に移動するという。