『デイアンドナイト』生みの親・阿部進之介の「受け入れる」人付き合い
そこがリンクしたのは、30歳ぐらいの頃だと思います。普段から、相手のことを知ろうと思ったり、受け入れようとしたりすると、人間関係もうまくいくようになりますし、新たに頂いた役もすぐに受け入れられるようになって。生き方が違う人もいるので共感できないこともありますが、理解はできる。人と向き合うことと、役と向き合うことは近いので、俳優は本当に豊かな仕事だと思います。
●映画が教えてくれた「一人では何もできない」
――30歳で何か決定的な出来事があったんですか?
いえ、特別に何かがあったわけではないんですが……「なぜ役者をやっているんですか?」と聞かれた時に、うまく答えられなかったんですよ。考えているうちに、ようやく気づくことができました。
――オリジナルの映画がなぜ実現できたのか。要因はいくつもありますが、その阿部さんの人付き合いや人生観も大きく関わっていると思います。
人付き合いで心がけていることはありますか?
人には優しくありたいです。僕もそんなに人間ができているわけではないのですが(笑)。優しくできるということは、相手を受け入れて、理解をしようとしていることの表れだと思うので。相手の立場になって、初めて優しくなれることってありますよね。