『グリーンブック』主演ヴィゴは自ら肉体改造! 監督明かす「20kg以上増量」
と。でも、僕は、ちょっとありきたりな響きのタイトルだと感じて嫌だった。
スタジオ側は「絶対に変えよう」と強く言ってきたけど、その時、オクタヴィアが、「タイトルは『グリーンブック』でいきます」とキッパリ言い切ってくれた。彼女は、業界でとてもリスペクトされる存在だから、彼女の鶴の一声で、『グリーンブック』のままで行くことができたんだ。
○■名作誕生につながる!? オープンな編集室
――あなたはこれまでの作品で、ハンディキャップを持った人々をはじめ、マイノリティの人たちを積極的に登用してきました。弱者を同等の目線で描き、ユーモアで包み込んできましたが、彼らを描く上で心がけていることはありますか?
僕は、もともと彼らを特別な目で見ていないし、何よりも大切にしているのはキャラクターなんだ。つまりコメディを描くことが一番大事なのではなく、笑いというのはあとからついてくるものだ。なによりも心がけていることは、登場人物を好きになってもらうこと。
キャラクターが愛されなければ、僕の映画は成立しない。
――映画監督の仕事のなかで、一番楽しいのはどの作業ですか?
一番楽しいのは、編集作業で、一番大変なのは脚本作りだ。