キアヌ・リーブス、柴咲の演技に「ほれぼれと見とれてしまう」-映画『47RONIN』
そんなことがよくあったよ。
柴咲:ありがとうございます(笑)
――演技はもちろんのこと、柴咲さんの流暢な英語のセリフにもほれぼれ致しました。キアヌさんも本作のために日本語を猛勉強したそうですが、彼のそういう姿は励みになりましたか?
柴咲:彼のセリフは英語だから、日本語を覚える必要はないんです。それなのに、彼は日本語を通じて、もっと日本を深く理解しようと考えてくれた。その気持ちが嬉しく思いました。
キアヌ:今はほとんど忘れちゃったけどね(笑)
――柴咲さんは大胆で勇敢なミカを演じていらっしゃいますが、ご自身との共通点はありましたか?
柴咲:私は演じることによって、新しい自分が引き出されるんです。"私、こんな面を持っていたんだ"って、よく気付かされますね。最初、ミカと自分が似ているとは思わなかったけど、彼女が抱える悲しみや不安感、逃れられない運命とか、現代に生きる自分も感じることがあります。
"どうして、こういう自分に生まれちゃったんだろう"、みたいな。――キアヌさんはカイに共通点を感じたことは?
キアヌ:"アウトサイダー"というところかな。僕はめちゃくちゃに壊れた家庭で育ち、こどもの頃から旅をしていて、転校も多かった。