2019年6月11日 15:30
岡山天音、デビュー10年目の告白「暗黒時代があったから今がある」
そこから2年間くらい世に出られない地獄の期間がありました(苦笑)。事務所に入ってから、ずっとオーディションに落ちまくっていたんです。
――もともと俳優を目指していたのですか?
いえ、そうじゃないです。テレビで募集を見て『中学生日記』に参加させてもらった時、撮影がすごく楽しかったので、これだけで終わりたくないと思いました。それで事務所のオーディションを受けたらすぐに呼んでもらえて、その日に所属することが決まりました。当時は忍耐力などとはかけ離れた子どもでしたね。
――では、そこから暗黒時代に突入したのですか?
そうです。いろいろな習い事をさせてもらいつつ、社長にマンツーマンでのレッスンもしてもらいました。
いきなりチェーホフの作品を読む、なんていう課題も出されて。僕は漫画しか読んだことがなかったし、勉強もろくにしてこなかったので、『うわ~。すごい事務所に入っちゃった! ミスった』と思いました(苦笑)。自分はどれだけ軽い気持ちで行動を起こしたんだ? と、あとから冷静に振り返った次第です。――そこから、地道に勉強されていったのですか?
いえ、その時は勉強とかいう次元にさえも行けてなかったです。