2019年6月14日 10:05
前田敦子「息子の可能性を試してあげたい」結婚・出産で変化した職業観
という思いがどこかにあって気後れすることもあったと。アイドルよりも女優1本の時代が長くなった今、変化はありますか?
「仕事だから」というのもあると思うんですけど、いつまでも夢見る自分じゃいられないというか(笑)。生きていくためには現実と向き合わないと。そして、とにかく働かないといけない。年齢を重ねるごとに、そうやって何かが淡々となっていきますよね。十代の頃は夢を追いかけることが生きていくことではあったのですが、今はそんな甘ったるいこと言ってられないなと(笑)。
そういう意味ではたくましくなったと自分でも感じますし、十代の頃に抱いていた「言葉にできないようなモヤモヤ」は、なくなっていったのかもしれないですね。たぶん、私だけじゃなくて、みなさんもそうやって生きていらっしゃると思います。
周りの友達もキラキラした話をしなくなるんですよね。結婚して子供を産むと、結婚生活や子供とかリアルな話をする機会が増えて、仕事に対する理想論はあまり周りでも聞かなくなりました。そうやって、日常が淡々となっていってるような気がします(笑)。
――確かに。私自身も、結婚などを通して自身の価値観が変化していくのを感じます。