忍野さら、グラビアに挑戦する人が知っておくべき覚悟と挫折「心も丸裸」
乗り越えられなかった壁が、なぜ芸能界では乗り越えられるようになったのでしょうか。
今も変わってないような気もします。苦労を億劫に思うか思わないか。努力をそのままつらいと思うのか、その先にやりたいことのためにやる努力として「つらさ」を受け入れているのか。そこの違いは大きいと思います。クラシックバレエは、本当に辞め時だったんだと思います。
――「あんたにバレエは無理だ」と言われたこともあったそうですね。なかなか強烈な言葉です……。
バレエは身体の柔らかさとか、足の長さとか生まれ持ったものが重要で。私はもともとすごく身体が硬くて、夜中に公園にバレエシューズを持って行ってずっと練習していました。とにかく負けず嫌いだったんですよね。絶対に全員を見返す!って(笑)。才能に勝ちたいと思っていました。
――そのような不遇の時代も、決して無駄ではないと思います。
確かに無駄じゃなかったです。自分が頑張れる人間なんだと知ることができたのも、必要なことだったと思います。
バレエは女性の世界で個人競技、そしてみんなライバル。グラビアと似てますね(笑)。そういえばバレエを辞めた時、それまでバレエしかしてこなかったので、自分にはもう何もないと落ち込んでしまいました。