忍野さら、グラビアに挑戦する人が知っておくべき覚悟と挫折「心も丸裸」
――どのようなことで怒られていたんですか?
例えば、事務所に呼び出されて、何千枚もある写真の中から「どれが良くない表情か考えろ」と言われたり。見たくもない自分の写真を必死に見て。「角度や自分の見え方をしっかり頭に入れなさい」というメッセージだったんですが、いつも泣いていました(笑)。最初の頃は、自分と向き合いたくなくて。普通に生きていたら、裸に近い水着姿で、すごく鮮明に写るカメラで撮られることなんてないじゃないですか? もちろんコンプレックスもありますが、それが世間に出てしまうわけですから、なんとかしないとメンタル的にもどんどん落ちていく。だから、改善はされなくても、自信を持てるようにしようと。「努力をした」という事実は、自信にもつながる。「やれることはやった」と思えるように、とにかく必死でした。
――華やかに見えるグラビアアイドルの裏に、そのようなご苦労が……。今はメンタル的に保たれているんですか?
もちろん落ち込むこともありますが、その頃と比べて変わることができたとは思います。グラビアはまだまだやっていきたいですけど、写真集、DVD、トレカ……一通りやらせていただいて、今は次のステップに進むためにも、演技レッスンを受けています。