北村匠海「夢がかなった」伊藤智彦監督の『HELLO WORLD』で声優初挑戦
頭の中でリアルな感じを思い浮かべながらやっていました。お二方の声に助けられ、隣で一緒に会話していく中で直実の人格が出来た感じがします」と共演した浜辺と松坂に感謝の言葉。
北村とは対照的に、これまで多くのアニメや映画などで吹き替えの経験がある松坂は「クマは『パディントン』でやったから、じゃあ何だろうな? と。パンダとかワニとかこうもりとか、自分の中でシミュレーションしていましたが、10年後の人間でした。そこは意表をつかれましたね(笑)」と驚いたようで、「本当に難しかったです。パディントンは出来上がっていましたが、今回はプレスコ(最初にセリフの収録を行い、後から映像を制作していく手法)というやり方だったので想像力を膨らませながら声を入れなければいけませんでした。監督の要求もミリ単位で、すごく難しかったですね」と振り返った。
ヒロイン・瑠璃の声を担当した浜辺は、伊藤監督の長編監督デビュー作『劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を一人のファンとして見ていたという。
「劇場に行くほど好きでした。そんな監督にお会いできるのがうれしかったです」と喜んだ。また、本作でのアフレコでは北村と一緒に収録することもあったそうで、その時のことを「何の話をしたか忘れちゃいましたが、北村さんがガンダムのプレゼンをしてくれたのを覚えています」