『HiGH&LOW』久保監督、オマージュ元との異例コラボ緊張感振り返る
ということは全員に言っていました。「(山田)裕貴も(前田)公輝もそうやって自分たちの鬼邪高ってものをつくってきて、今に至ってるんだ」と。
――ドラマシーズン1の頃、SWORDのほかのチームに比べて役者としての知名度に差があると感じていた鬼邪高定時の面々が、山田さん、鈴木さん、一ノ瀬さんを中心に「負けたくない」「もっといいチームにしていこう」という話をいつもしていた、というエピソードはよく知られています。今回の全日や鳳仙でも、そういう動きがあったのでしょうか?
どちらかというと、その雰囲気は鳳仙のほうにありましたね。現場でもスタッフの間で「この鳳仙のまとまり方は、昔の鬼邪高みたいだね」とよく話していました。一方鬼邪高はバラバラなんだけど、それはそれでいいかな、と。そのバラバラなところに、楓士雄というマイペースでつかめないキャラクターが入ってきて、みんなが翻弄されるわけですから。
また壱馬自身が本当にマイペースで、休憩時間に鳳仙のほうにちょこちょこ行っちゃったりするんですよ。
普通、物語で敵同士だと、現場でもそういうふうに過ごして空気をつくるじゃないですか。だから鳳仙の子たちも「それはちょっと違うだろ」