経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (15) ~春の特別鼎談企画~ ”美と人生の達人”2人からのメッセージ&成功術(前編)
表面的には、ご職業にも接点はなく、年齢差も40歳あり、歩んできた時代背景や育ってきた家庭環境も対照的ですので、普通であればなかなかお二人の間に接点や共通点は見つかりにくいはずですが、お二人の著書には共通する人生訓やメッセージが数多く託されています。
小林 : それは不思議だし興味深いですね。
平林 : 私と小林さんとの間に共通点があるなんて、恐れ多いです!(笑)。
鈴木 : その共通点をご紹介する前に、おもしろい発見があったので、ひとつご紹介しましょう。
実は、小林さんの人生の年表をたどっていきますと、戦争を境にした日本経済史の年表そのものになるのです。
まずはその年表をご覧ください。
小林 : まぁおもしろい。
(戦争を境に記した)日本経済の歴史は私の人生の歴史とぴったり重なるのね。
鈴木 : そうなんです。
さらに、その年表にお二人それぞれの人生を重ねてみますと…。
平林 : おもしろいしわかりやすいですね。
鈴木 : 照らし合わせていくと、お二人が歩んできた時代背景は対照的です。
小林さんはまさに戦争に翻弄される子供時代を過ごしてこられました。
戦後の貧しい時代、ご両親の失業やご病気、東京から山形への疎開…。