経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (15) ~春の特別鼎談企画~ ”美と人生の達人”2人からのメッセージ&成功術(前編)
10代の頃は呼吸するのも辛かったんです。
小林 : それは本当に辛かったでしょうね。
私はメイクアップアーティストとして多くの方々のお顔に触れているからわかるのですが、平林さんの場合は、お顔を含め、とても上品で優美な外見をされてるから周りは完璧を求めてしまうのよね。
人は第一印象でその人の性格や内面を決めてしまいがちだから。
学校も家族も皆が期待してしまう。
そして平林さん本人は、それに応えようとすればするほど、辛く苦しくなってくる…。
葛藤の日々だったでしょうね。
平林 : わかっていただけて、本当に嬉しいです。
10代の頃は、なかなかわかってくださる方とも出会えず、はけ口もみつからずに、とにかく苦しかったです。
鈴木 : 平林さんがその葛藤の日々から抜け出せたのはいつですか?平林 : 大学に入ってからです。
学歴主義の価値観を壊してくれる出会いに恵まれました。
小林 : そうやって、いろいろな人と出会い、自分とは違う考え方や価値観を持ってる人たちと接することは大事よね。
時にはぶつかることも必要。
エネルギーを持って反対してくる人は、一度共感してくれれば一気に強力な味方になってくれたりするから。