くらし情報『経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (18) ”サムライ”とは何か? 山口義正氏著『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』』

2012年5月10日 08:48

経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (18) ”サムライ”とは何か? 山口義正氏著『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』

その様子は、『第一章「潜行取材」のしかかる秘密の重さ』に詳細に記されていますので、ぜひ、じっくりお読みください。

企業会計について、今一度整理できる内容にもなっています。

さて、ストーリーの最初の登場人物である深町氏は、まさに「暗闘オリンパス事件」の出発点となる重要人物です。

このような重要キャラクターは他にも次々に登場します。

例えば、月刊誌『FACTA』編集主幹の阿部重夫氏。

阿部氏のジャ―ナリスト魂がこのストーリーを盛りたて、厚みを増させていきます。

山口さん(当時は匿名)の執筆による「FACTA」2011年8月号における「オリンパス事件」スクープ記事の掲載。

ここから玉突きのような連鎖が始まります。


そしてこの連鎖は、あのマイケル・ウッドフォード元社長が登場人物として加わることにより、ギアチェンジし、さらに加速化していくのです。

こうしてストーリーも佳境に入ってきます。

続きの話もかなりの見せ場。
ウッドフォード元社長と、菊川元会長が直接対峙する場面です。

舞台はランチミーティング。

よくぞここまで再現できたものだと感心せずにはいられない、迫力あるシーンとなっています。

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